第199章

「いえ……魔法の才能の件です。ある生徒の入学時の適性検査の結果に不審な点がありまして。さきほど用務課から検査用の水晶球を借りてきました。これからその子を再検査したいのですが、主任にも立ち会っていただけますか」

 学科主任の眉間の皺が、さらに深く刻まれる。

「検査結果が間違っているだと? 担当した者は誰だ。才能検査で誤りなど……どこがどう違う。属性が合わないのか、それとも不正か?」

 アルビンは、カリーナの検査結果の書類も持ってきていた。彼はそれを主任へ差し出す。

「属性の誤りです。担当した教師は……先学期で辞職しています」

 主任は資料に目を通す。カリーナの魔法適性は悪くない。だが...

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